アンソニーロビンズのシックスヒューマンニーズ(6つの感情)の一つである、不安定感について書きたいと思います。
不安定感とは、変化を求めるニーズのことです。
「ワクワクすることをしたい。新しいことに挑戦したい。」という欲求です。
リスクや批判を恐れず、快適な環境から出て、未知の世界で新しいことや新しい人との出会いを楽しめます。
たとえリスクや困難があろうとも、自由に行動できることを求め、自由であることが快適です。
不安定感のニーズが強いと、行動力があるので、人生を切り開いていくことができます。
不安定感がもたらすものが、快適な状態(コンフォートゾーン)から出ることができる感情であるということです。
快適な状態(コンフォートゾーン)とは、心地よい状態であり、そこから出たくないくらいとても快適で、慣れ親しんだところです。
「まぁ、これぐらいでいいんじゃない?」とか「私はもうこれでいいの」という状態のことです。
今の状態でいいと思えるし、不満があるわけではないけれども、そこには心からの充実感や満足感はありません。
ストレスや不安などがなく、どうすればいいのかがわかる状態です。
確かに快適で幸せですが、そこには成長や進化はありません。
なぜならば、居心地が良すぎて変わりたいという気持ちが起こらないのです。
成長や進化はそこでストップです。心地よく衰退していきます。
成長しよう、進化しようとするときに障害となるのが、心地よい状態で満足してしまう自分自身なのです。
成長しよう、進化しようとするには、その快適な状態(コンフォートゾーン)から外に出ることです。
快適な状態(コンフォートゾーン)から外に出ると、そこは慣れ親しんでいないところなので、不安やストレス・心配が生じます。
決して快適ではありません。むしろ不快です。
その不快な状態に、心からの充実感や満足感がついてくるのです。
快適な状態(コンフォートゾーン)から外に出るということは、基準を上げるということです。
「まぁ、これぐらいでいいんじゃない?」とか、「私はもうこれでいいの」という状態から、
「私はこんなもんじゃない」「私はもっとできる」「私はもっと成長できる」という状態に引き上げるのです。
「快適な状態(コンフォートゾーン)にどっぷり浸かっているな~」と思ったら、どうすることが快適な状態(コンフォートゾーン)から出ることなのか考えてみましょう。