何かに没頭して、あっという間に時間が過ぎてしまった、という経験はありませんか?
例えば、
・ゲームをしているとき
・お気に入りのドラマや映画を観ているとき
・大好きなスポーツをしているとき
・おしゃべりに夢中になっているとき
気がついたら、没頭していたなんてことがありますよね。
これは、「フロー」とも言われています。
「フロー(流れ)」という概念は、
1960年代にチクセントミハイが創造的なプロセスについて研究しているときに生まれました。
何かに没頭した状態や、現在のことに心から熱中している状態です。
我を忘れるほど、集中し、完全に没頭しています。
そんなときは、やりがいがあって、夢中になれることをやっているときです。
ただ、それをやりたいがために、やっているときです。
「フロー」の状態に入ると、
・ チャレンジを楽しむことができる。
・ 自分の能力をフルに使っている感覚を持っている。
・ 物事をコントロールしていると実感する。
・ やっていること以外のものをまったく意識しなくなる。
・ 強い自信を感じる。
という状況になります。
一方、フローの状態と真逆の状態とは、
自分の人生に無関心になり、退屈や無力感、自分の価値を感じられないと感じているときです。
こういうときは、やる気が湧かず、人生がつまらなくて、喜びが少ない日々を過ごすことになります。
また、自分の能力を発揮することができず、うっくつした日々になります。
とても辛いです。
フロー体験を増やしていくことで、
人生に幸福感や豊かさをもたらし、有意義な人生にしていくことができます。
現在やっていることを楽しみ、味わい、そして、「今を生きる」ということに集中する習慣を身につけることが、喜びや充実感のある人生につながっていきます。
また、フロー状態に入ると、新しいスキルなどをマスターできるなど、実りを得ることができます。
得意なものは、フロー状態になって、熱中して繰り返し取り組んだ結果、身についたものです。
フロー状態に入って物事に没頭することは、喜びや充実感を得るだけでなく、実りのあるものを得ることができるというメリットがあります。
今、フロー状態になれるものはありますか?
フロー状態になれるもの代表として、趣味があります。
他にも、仕事だったり、スポーツをすることだったり、ボランティアや何かを学ぶこと、
そして、人とのおしゃべり、子どもやペットと遊ぶことなどもあります。
フロー状態になれるものを持っていることは、とても幸せなことです。
『熱中できる活動を増やす』ことが、人生の幸福度を高める大切な要素です。
「自分は、どんなことにフロー体験しているだろう?」
と振り返ってみましょう。
そして、「フロー体験がちょっと足りないな。」と感じた方は、喜びやワクワクすることを探してみましょう。