フロー状態に入るポイント
フローの状態に入るためには、まずは目の前の課題に集中することです。
「今、何時だろう?」とか、「あっ、あれもやらないといけなかった。」などと、他のことを考えるのではなく、目の前の課題だけに関心を向け、集中することです。
そのときに気をつけたいことは、取り組んでいる活動が、簡単すぎても、難しすぎても、フローの状態には入ることができません。
簡単すぎると、退屈になったり、関心をもてなくなったりします。
また、難しすぎると、緊張やストレスを感じやすくなり、不安になります。
退屈を感じていたり、不安になっていたら、熱中したり、没頭することは出来ません。
「退屈と不安の間」のちょうどいい場所でチャレンジをするときにフローを体験することができます。
自分のスキルと挑戦との間にバランスがとれていることが、フロー状態に入る鍵になります。
仕事でフロー状態に入るには?
自分の好きなことや趣味では、熱中したり、没頭したりすることは比較的簡単です。
仕事は、楽しいことばかりではなく、時には嫌なことや、苦痛を伴うこともあります。
「やる気がしないな。」「仕事に行きたくないな。」と、フロー状態とは程遠くなりやすいです。
しかしながら、1日の大半を仕事に費やしています。
人生の多くの時間、仕事をしている以上、仕事が苦痛だと辛いですよね(>_<)
仕事でフロー状態に入るとは、仕事の意義を強く感じ、心から楽しんでいる状態のことです。
お金のためや出世のために働くのではなく、働きたいから働きます。
「生活のためのお金を稼ぐため」や、「出世やキャリアアップのため」という、「自分のため」という目的を超えて、「人のため」という目的をもてると、自分がやっている仕事に充実感や社会的意義を見出しやすくなります。
自分がやっている仕事を過小評価せず、重要で大切な仕事であると捉えることで、喜びや誇りをもつことができます。
また、より基準の高い仕事をすることや、価値あると思うことに挑戦することで、よりフロー状態で仕事をすることができます。