愚痴も言いすぎると心身に悪影響。現状を変える質問をしよう。

生きているとぼやきたくなる時もありますよね。

「なんでこんな人生なんだ。」とか、「なんでこんなことしなきゃならないんだ。」など、

ぶつぶつ言いたくてたまらない時があります。

 

愚痴を言っているときというのは、何度も何度も同じことを繰り返して言っています。

状況が変わらないから、同じ内容になります。

 

人間ですから、愚痴も言いたいです。

しかしながら、どこかで考え方の方向転換をして歯止めをかけなくてはいけません。

 

本人にとっても、いつも愚痴を聞いてくれる人にとっても、

ネガティブ感情に覆われてしまい、心身に悪影響を及ぼします。

愚痴って、ネガティブなエネルギーをばらまいているのですから。

 

ですから、愚痴の方向転換をする必要があります。

それが本人も周りの人も救うことになるからです。

 

そういうときに方向転換させてくれるのが、感謝なのです。

そういう状況でも感謝できる所を探すと、方向転換できるのです。

 

感謝できる所を探すと、「今の状況にもメリットがあるんだな。」と気づくことが出来ます。

そうすると、「現状は自分が思っているほど悪くはない。得るものもある。」

そう思えることで、視野が広がり、心が明るくなります。

 

視野が広がって心が明るくなると、感情に振り回された見方ではなく、客観的に物事を見ることができます。

 

今の状況に感謝して「これでいいんだ。」と思ってしまうと、

「望む未来が叶わないんじゃないだろうか?」とか、

「この状況を変えようとするモチベーションが、下がってしまうのではないだろうか?」

と不安になるかもしれません。

 

しかしながら、感謝をすると心が明るくなり、心が満たされ、前向きのエネルギーが湧いてくるのです。

不満な部分だけを見て不満を言っていると、そのことにエネルギーが吸い取られてしまいます。

 

人は、見ている方向に向かって行きますから、不満な部分に焦点が当てられ、

不満に思うことにエネルギーを費やしてしまいます。

 

そうすると、解決策を探すことや、力をつくって自分の価値を上げることに意識が向かわず、

肝心なことにエネルギーを注ぐことが出来ません。

 

不満を言っているだけでは、現状は変わりません。

そして、不満ばかり言っていると、運が下がってしまいます。

 

不満だから現状を変えたいと思うのですが、

現状を変えるには、現状を変えるための視点を持ち、行動を起こすことが必要です。

 

変えられる所を変える努力をすることで、現状を変えることができます。

不満を言うしかないときは、行動を起こすことができないときです。

変化を望んでいるけれども、変化を起こすための行動ができないのです。

 

不満な部分を見て、不満を言い続けるのではなく、

「この状況で感謝できることは何だろう?」

「この状況から何を学び、どんな風に自分が成長したならば、現状を変えることができるのだろうか?」

という建設的な質問を自分自身に投げかけることが、現状を変えることに繋がります。