安定感と不安定感の心の葛藤についてです。
安心・安全を求める安定感と、ワクワクや変化を求める不安定感は、反対の感情です。
「新しいことにチャレンジしたいけど、失敗したくないからできない」
というのは、不安定感を求めていながら、安定感も求めています。
この反対の感情に揺れ動くことで、心の葛藤が生じます。
新しいことにチャレンジして人生を切り開きたいけれども、今の快適な状態から抜け出せない。
未知の世界というのは、リスクもあり、ワクワクもするけれども、ドキドキもする世界です。
そこには、安定感つまり、快適な状態は存在しません。
想定していなかったことが起こったり、慣れないことをしたりするので、傷つくこともありますし、不快な状態です。
●リスクがあり、恐怖も感じるけれども新しく踏み出すか?
●それとも、ワクワクはしないし、現状は変わらないけれども、快適・安全な今の状態のままでいるか?
の葛藤です。
●安定感を断ち切って、怖いけれども思い切って「えいっ!」ってやってみる
●安定感を満たしながら、新しいことに挑戦する。リスクを減らして、小さな一歩だけ進む。
今までに経験したことがないことや、未知の世界に飛び込むときは最初は怖いですが、その世界もやがて慣れて、心地よいゾーンに変わります。
不慣れな状態から慣れた状態に変わります。
ですから、心地よいという世界が広がっていくのです。
心地よいゾーンだけにとどまろうとすると、心地よいと感じるゾーンがどんどん小さくなっていきます。
行動力も下がります。
異常なほどに安全を求め、リスクを避け、変化を嫌います。
自分の限界を超えることを避けることになるので、成長を妨げ、才能を埋没させます。
主体的に生きるのではなく、受け身の人生を生きることになります。
受け身の人生を生きると、起こった出来事や周りの人や環境に流される人生になります。
不安定感を楽しめるためには、もっと大局を見ることが大切です。
目先のことだけでなく、人生の本質を踏まえて、今どうするかを判断することです。
●どんな人生にしたいのか?
●どんな人間になりたいのか?
日頃から、この問いと向き合うことが大切です。