愛とつながりのニーズとは、愛されたい・誰かとつながりたいというニーズです。
「人とつながっている」と感じるときは、どんなときですか?
例えば
・家族と過ごしているとき
・仲間とスポーツをしているとき
・人とおしゃべりをしているとき
・SNSなどインターネットで誰かと関わっているとき
など、いろいろあります。
一人でいるのが好きな人でも、一年中誰とも話をしないとなれば、寂しいですよね。
「誰かとつながりたい」という気持ちは、感じたことがあると思います。
心の触れ合いや、何かを分かち合えるつながりです。
それが、愛とつながりのニーズです。
人と会っておしゃべりしていても、自分のことを理解してくれていないと感じたら、つながりを感じにくいですよね。
やはり人から理解されたいと思いますし、気にかけてくれていたら嬉しいですし、愛されたいと思います。
しかしながら、「愛されたい」という気持ちが強すぎると、人間関係はなかなかうまくいかないです。
相手の人も「愛されたい」という感情があります。
人から愛を与えられることばかり考えていたら、相手の「愛されたい」という感情を満たしてあげることができないのです。
それどころか、相手は要求ばかりされている状態になってしまうのです。
「愛されたい」というニーズを満たすために陥りやすいのが、「愛をもらうことばかり考えてしまう」ということなのです。
実は、これはエゴなのです。
また、愛をもらうことばかり考えてしまうと、どんなに愛をもらっても、満足しないのです。
渇望して、「もっとほしい。もっとほしい。」となってしまいます。
愛とつながりのニーズを満たすためには、実は、愛を与えることなのです。
自分が人を愛していないと、つながっているという感情を得ることはできません。
また、人とのつながりをもつには、自分を愛することが大切です。
愛とつながりのニーズを、ネガティブな行動によって満たすことがあります。
例えば、
・病気やけがによって、人の同情を得ようとする。
・喫煙やドラッグ、罪を犯すことで、人とつながろうとする。
・嫌われたくなくて、自己犠牲をする。
・人に自分の要求を受け入れさせることで、自分が受け入れられている、もしくは、愛されていると感じる。
愛とつながりとは、自分も人も幸せな気持ちにさせてくれるものですが、つながることによって、お互いが不幸せになっては悲しいですね。