元スターバックスコーヒージャパンCEOの磐田松雄さんが書いた、「MISSON ミッション」
という本があります。
スターバックスが特別な存在になれた理由は、「ミッション教育がしっかりなされているからだ。」
と著書の中でおっしゃっています。
スターバックスは、美味しいコーヒーを売っているだけではない。
美味しいコーヒーを通して、人々の心を豊かで活力あるものにする事業をしているのです。
コーヒービジネスではなく、ピープルビジネスだそうです。
コーヒーが手段で、人々の心の豊かさ・活力が事業の目的なのです。
ですから、美味しいコーヒーを出すだけではなく、人々の心が豊かになり、活力を取り戻すことにあらゆる努力をしていくのです。
目指している次元がとても高いなぁ、と感動しました。
また、スターバックスのブランドコンセプトの1つに、「サードプレイス」という言葉があります。
サードプレイスとは、第3の場所という意味です。
ハワード・シュルツが
「自宅と職場の間にあり、公共性と個人性を併せ持つ環境。他の誰かとつながり、自分自身を再発見する場」
と定義したそうです。
自宅から職場に向かう時、また、職場から自宅に帰る時に立ち寄れる。
公共の場でありながら自宅のような居心地のいい場所があったら、心がほっとなって、心が豊かになりますよね。
自宅と職場の往復ではない人生。
自分自身を取り戻せたり、一息つけたり、他の人との触れ合いがあって楽しいコミュニケーションをしたり…。
心が元気になります。
お客さんはただ美味しいコーヒーを飲みたいだけならば、他の方法もありますが、
心に活力と豊かさをもたらしてくれる空間でコーヒーを飲むからこそ、特別な時間になるのですね。
そこに焦点を当てて事業をしているスターバックスだから、人気の理由がわかりますね。
あなたの人生や事業の質を引き上げてくれる、人生や事業の目的を見直してみませんか?