整理整頓はトヨタから学べ!トヨタの整理整頓術『5S』とは?

「整理整頓って、なんだろう? どうやってしたらいいんだろう?」

そんなときに、参考にしたいのがトヨタです。

この記事では、トヨタの整理整頓術『5S』をご紹介します。

 

トヨタの整理整頓の『定義』と『目的』を知ることで、整理整頓が明確になります。

また、トヨタは無駄な作業、無駄な時間を無くために徹底しているので、効率的で効果的な整理整頓ができます。

ぜひ参考にしてみてください。

 

トヨタの整理整頓術『5S』とは?

 

『5S』とは

整理とは、必要なものと不要なものを見極め、不要なものを捨てること。

整頓とは、動線を考えながら並べ、収納すること。

清掃とは、汚れを取りながら、現状を点検すること。

清潔とは、綺麗な状態をキープすること。

躾(しつけ)とは、整った環境を保てるように、習慣化すること。

 

整理とは、必要なものと不要なものを見極め、不要なものを捨てること。

整理整頓の最初のステップは、『必要なモノ』と『不要なモノ』を分類することです。

自分が管理できる量にまで減らしていくことが、整理整頓につながっていきます。

「収納が足りないから整理整頓ができなんだ」と思っていると、整理整頓はできないそうです。

なぜなら、収納場所が増えれば、それだけまたモノが増えるからです。

 

最初のステップ『整理』ができないと、次のステップ以降が上手くいきません。

必要なものと不要なものをどうやって見分けるかは、別の記事がありますので、参考にしてみてください。

 

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整頓とは、動線を考えながら並べ、収納すること。

必要なものをいつでも取り出せるように、使いやすい状態にします。

そうすることで、モノを探す無駄な作業や無駄な時間を無くことができます。

 

清掃とは、汚れを取りながら、現状を点検すること。

ただ清掃するだけでなく、「なぜ汚れるのか?」ということを突き詰めていくことで、汚れる原因を見つけることが出来ます。

その汚れる原因を解決していくことで、出来るだけ汚れない環境にしていきます。

「なぜ?」「なぜ?」と5回繰り返して、汚れる原因を見つけます。

 

清潔とは、綺麗な状態をキープすること。

整理・整頓・清掃の3Sの活動を維持していくことで、綺麗な状態を保ちます。

一度綺麗にして終わりではなく、継続して綺麗な状態を保つことが大切です。

そのためには、誰がやっても同じ状態になるように、仕組みを作ります。

 

躾(しつけ)とは、整った環境を保てるように、習慣化すること。

仕組みやルールを守ることを徹底します。

リーダーが、5Sをやる目的を理解し、真剣に取り組む姿勢を見せることが重要になります。

 

トヨタのモノの配置の大原則「3定」とは?

 

「3定」とは

『定位置』・・・決まった場所に置くこと

『定品』・・・決まったモノを置くこと

『定量』・・・決まった量を置くこと

 

「この場所にはこれを置く」と、モノの置き場所を決めます。

そうすることで、迷うことなく必要なものを取り出すことが出来ます。

そして、使い終わったらまたそこに戻します。

 

また、モノは、一定の量を超えないようにします。

新しいモノが増えたら、古いモノを処分して、所有するモノの量が増えすぎないようにしていきます。

そうすることで、整理整頓された状態を保つことができます。

 

まとめ

物を処分するということは、本当に心に痛みを伴うものです。

しかしながら、自分が管理できないほどのモノの多さでは、整理整頓はできません。

 

リサイクルショップなどもありますので、査定をしていただいて、引き取ってもらうこともできます。

お金にならなくても、捨てなくて済むので、気持ち的には楽になるかと思います。

物を処分するときの心の痛みは、今後の買い物の仕方にも影響してくると思います。

 

トヨタの整理整頓術『5S』+『3定』を徹底していくことで、整理整頓が出来るだけでなく、人間形成にもつながります。