目標設定をするときに大切なポイント
目標設定をするときに大切なこと、それは、「今できなくても、できるようになる」と信じることです。
そして、自分が成長することに集中することです。
自分の成長に焦点を当て、「今、何ができるのか?」ではなく、「これから何ができるようになりたいのか?」を考えて目標を設定することが重要です。
つまり、自分の能力を引き出す目標を設定することです。
能力は、努力次第で伸ばすことができます。
「今、何ができるのか?」を考えて目標を設定すると、今の自分ができる範囲内で目標を設定することになります。
一方、「これから何ができるようになりたいのか?」を考えて目標を設定すると、今の自分ができる範囲を超えた目標を設定することができます。
今の自分ができる範囲を超えた目標を設定するメリットは、「成長できる」ということです。
今の自分ができる範囲内で目標を設定すると、目標が「自分の未知の能力を引き出す」ためのものではなく、「すでにある自分の能力を証明する」ためのものになってしまいます。
目標は、自分の能力を証明するためにあるのではなく、自分を向上させるためにあります。
目標設定の違い 『証明ゴール』と『成長ゴール』
『やり抜く人の9つの習慣』によると、目標設定には、2つのタイプがあります。
それは、『証明ゴール』と『成長ゴール』です。
『証明ゴール』とは、「自分にはそれをする能力がある」 「私はやり方を知っている」ということを証明するための目標です。
『証明ゴール』には、ある問題点があります。
それは、未知の課題や難しい課題に取り組むときに、逆効果になる可能性があるということです。
「正しいことをやっているのだろうか。」とか、 「自分に本当に出来るのだろうか。」という思いが湧いてきて、不安になります。
せっかくの目標が、ネガティブな考えの原因になってしまいます。
能力を発揮することを阻害する最大の要因は、不安感です。
『証明ゴール』は、不安感を生じさせ、自分の能力を発揮しにくくなるデメリットがあります。
『成長ゴール』とは、「能力を伸ばして、今まで出来なかったことを出来るようにする」という、自分の成長に焦点を当てた目標です。
『成長ゴール』を持つ人は、目標に向かっているときに出会った困難を「学び」という視点で捉えることが出来ます。
自分の成長に意識を向けることができるので、たとえ失敗したとしても、「また、ひとつ学んだ」と思うことができます。
そのため、失敗にめげず、モチベーションを維持することができます。
そして、自分の能力を発揮しやすいです。
「失敗してもいい」という開き直りが、うまくいく理由
誰しも失敗したくありません。
しかしながら、「失敗したくない」 「失敗したらどうしよう・・・。」
という気持ちが強いと、逆効果になる、という悲しい現実があります。
一方、「失敗してもいい」 「失敗なんて何でもない」と考えると、実際に失敗する確率は大幅に低くなるという研究結果があります。
「失敗してもいいから、挑戦しよう。」 「失敗しても、そこから何かを学んで成長しよう。」という前向きに進んで行くことで、自分の能力が発揮され、うまくいきやすくなります。