人間関係をよくするには、ポジティブな行動を増やそう。

 

人生を幸せであると感じられるかどうかは、人間関係が大きな影響を及ぼします。

良好な人間関係を築くには、相手のいいところを見て、相手の気持ちを理解することが大切です。

時には感謝の気持ちを表現することや、相手のいいところを褒めると、より良好な関係になれます。

 

ネガティブな感情に支配されやすい状態では、つい相手の嫌なところ・欠点に目がいきます。

そのネガティブな感情をもった心のフィルターを通して相手を見るので、

相手は自分にとって嫌な存在にしか映らないのです。

 

「相手のいいところを見る」「相手を理解する」ということを意識しなければ、

ネガティブな感情に引きずられて、人間関係がどんどん悪化していくという

下降スパイラルにはまってしまいます。

 

タル・ベン・シャー博士の「ハーバードの人生を変える授業」の一節を抜粋します。

 

長年にわたり、成功したカップルと失敗したカップルの関係について調査研究をしてきた

心理学者ジョン・ゴットマンは、長期にわたって良好な関係にあるカップルは、

ポジティブな関わりとネガティブな関わりの比が5対1にあると指摘しています。

 

怒りや敵意を表すといった行為が1の割合だとしたら、

互いに親切にする、共感を表す、愛を表す、関心や愛情を表すといった行為が5の割合だそうです。

 

この研究の重要なポイントは2つです。

1.ネガティブな関わりも重要だということ。

2.ポジティブなことは、ネガティブなことより多くなくてはならないということです。

 

ネガティブな関わりは必要だけれども、いかにポジティブな関わりを増やすかが重要なのです。

 

ネガティブな感情の下降スパイラルに負けないで、相手のいいところを探そう、

相手を理解しようと心がけて、ポジティブな感情を増やしていきましょう。